みんなが注文住宅を選んだ理由は?予算はどのくらい?〜「令和3年度住宅市場動向調査報告書」を基に解説!
こんにちは!名稲建設株式会社です。
「マイホームを建てよう」と思う理由は人それぞれですが、会社選びや家づくりの予算、住宅ローンではどんな金利タイプを選んでいるのかなど、他の人がどんなふうに家づくりを進めているのかは気になりますよね。
そこで今回は、国土交通省が今年4月26日に公表した「令和3年度住宅市場動向調査報告書」から、注文住宅に関する調査結果をご紹介します。
これから家づくりを始める方は、先輩たちがどんなふうに住宅会社を選んできたのかなど、参考にしてみてください。
<今日のポイント>
・解説1「みんなが住宅会社を選んだ理由は?」
・解説2「広さや性能はどのくらいが平均?」
・解説3「気になる家づくりの予算は?」
▶︎解説1「みんなが住宅会社を選んだ理由は?」
注文住宅でマイホームを手にした人に、実際に家づくりを依頼した住宅会社(住宅の施工者)を選んだ理由を聞いてみると、一番多かったのが「信頼できる住宅メーカーだったから」という回答でした。
その割合は全国で46.4%。
※画像出典:令和3年度住宅市場動向調査報告書(50P)より
また、三大都市圏では38.8%。
※画像出典:令和3年度住宅市場動向調査報告書(51P)より
全国・三大都市圏ともに多くの人が会社選びの基準に「信頼できるかどうか」を置いていることがわかります。
ちなみに、会社選びにおいて情報収集をした方法は、住宅展示場が一番多かった(全国で49.0%、三大都市圏では45.7%)ものの、次いで多かったのがインターネット。全国平均で27.5%(前年度比3.9%増)の人がインターネットの情報も参考にしながら会社選びをしていました。
▶︎解説2「広さや性能はどのくらいが平均?」
ライフスタイルや家族の人数によって、ベストな家の広さは異なります。とはいえ、広いかコンパクトにするかの判断基準として、平均的な広さはやはり知っておきたいところです。
同調査によれば、建てたマイホームの延床面積の平均は、全国で36.51坪(120.7㎡)、三大都市圏で36.36坪(120.2㎡)でした。
また、省エネ設備として、二重サッシや複層ガラスの窓を採用している人の割合は、なんと全国平均で80.8%!太陽光発電も、全国平均で40.1%の人が取り入れていました。
10人に4人が太陽光発電を取り入れているという数字、多いと感じた方もいるのではないでしょうか?
※画像出典:令和3年度住宅市場動向調査報告書(79P)より
その他、住宅の選択理由となった設備等として、全国、三大都市圏ともに「高気密・高断熱住宅だから」が6割を超えて最も多く、「高気密・高断熱住宅だから」を選択理由とする傾向が5年連続で増加しています。
▶︎解説3「気になる家づくりの予算は?」
家を建てる上で避けて通れないのがお金の話。
実際に建物にかける平均予算は全国で3,459万円(※これは土地を除いた金額となります。)、このうち自己資金は972万円、自己資金比率は28.1%となっていました。
住宅ローンは全国で78.6%の人が利用し、返済期間も「35年以上」が全国平均72.5%と大多数を占めていました。月の返済額で見ると、月あたり11.6万円が全国平均。
民間金融機関からの住宅ローンの金利タイプは、「変動金利型」が最も多く、全国で64.2%(前年度比7.2%増)。
※画像出典:令和3年度住宅市場動向調査報告書(106P)より
ちなみに、三大都市圏でも民間金融機関からの住宅ローンの金利タイプは、「変動金利型」が最も多く69.6%(同比3.5%減)でした。
※画像出典:令和3年度住宅市場動向調査報告書(107P)より
予算を決める参考にしてみてくださいね!
※参考
国土交通省HP「インターネットによる物件情報収集が大きく増加しています!~令和3年度住宅市場動向調査の結果をとりまとめ~」