意外に多い「住宅ローンの失敗例」をご紹介!
こんにちは!名稲建設株式会社です!
注文住宅などの住宅を購入するときには、住宅ローンを組むのが一般的ですが、
「住宅ローンを組んで失敗するのが不安」
「住宅ローンの失敗したくない」
という不安を持つ方は多いのではないでしょうか。
今回は、住宅ローンの失敗事例、住宅ローンで失敗しないための方法について紹介します。
この記事を読むことで、住宅ローンで失敗しないためのポイントがわかるので、絶対に失敗したくないという方はぜひ参考にしてください。
住宅ローンの失敗事例を紹介
まずは、住宅ローンの失敗事例を紹介します。
よくある失敗をピックアップしたので、参考になる点が多いと思います。
頭金が少なすぎた・多すぎた
住宅を購入するときには、自己資金から頭金を捻出するのが一般的です。
「頭金が少なすぎた」のケースは、希望の物件の価格が想定よりも高く、頭金をあまり出せなかったため、月々の支払いが多くなった、借り入れ年数が増えてしまったというパターンです。
「頭金が少なすぎた」のケースには、頭金0円で住宅ローンを組んだというパターンもあります。住宅ローンは頭金0円で組むことも可能ですが、借入金額がより大きくなるため月々の返済額も大きくなります。返済で生活が苦しくなるようなことは絶対に避けましょう。
「頭金が多すぎた」のケースは、頭金を払いすぎたあまりに自由に使えるお金がなくなった、生活資金や子供の教育資金に十分なお金が確保できないというパターンに陥る傾向があります。
ボーナス返済に頼りすぎた
住宅ローンはボーナス返済を利用することで、月々の返済額が減らせます。
しかし、ボーナス返済に頼りすぎるとリスクがあります。
「コロナ禍でボーナスがかなり減ってしまった」
「転職したら、その会社にはボーナスがなかった」
ということが起きる可能性は十分にあります。
社会情勢や経営状況によって金額が変わるボーナスに頼りすぎることは、あまりおすすめできません。
繰り上げ返済しすぎた
住宅ローンには、ローンを前倒しで返済できる「繰り上げ返済」という制度があります。
繰り上げ返済すると、返済期間を短くしたり、月々の返済負担を少なくしたり、というメリットがあります。
しかし、繰り上げ返済をしすぎたばかりに、資金が少なくなり生活が苦しくなってしまったというパターンがあります。
病気にかかったり、転職をしたりと、人生の転機には収入が不安定になることがほとんどです。
収入が不安定になることを見越して、ある程度の資金を手元に残しておくことが大切です。
借り換えで失敗した
「審査に通らなかった」
「安易に借り換え先を決めてしまい、後からよりお得な銀行を見つけた」
「審査が長引いてしまい、その間に金利が変わった」
借り換えによって住宅ローンの金利が低くなったという成功例はよく聞きますが、借り換えで上記のような失敗をすることもあります。
金利タイプを安易に選んだ
金利が上がって生活が苦しくなってしまった、というケースです。
住宅ローンには、「変動金利」と「固定金利」の2つの金利があります。
変動金利は市中金利の動向によって、返済期間中の金利が変動するタイプ。
対する固定金利は、借り入れ開始時に完済までの金利が固定されるタイプで、「全期間固定型」と「固定期間選択型」に分けられます。
「全期間固定型」は、借り入れ時に確定した金利を返済終了まで払い続けるローンで、世の中の金利水準が上下しても影響を受けることはなく、返済終了まで金利は変わりません。
「固定期間選択型」は、一定期間の金利が固定されるローンです。契約時に借り手が3年、5年、10年、15年などの固定金利期間を選択します。全期間固定型と比べて金利が低く、選ぶ期間が短いほど金利が下がるのが一般的で、期間内は金利が変わりません。固定期間終了後は自動的に「変動金利型」に切り替わりますが、再び固定期間を選択することも可能です。
近年は今までにないほど低金利といわれています。今後もこの状態が長く続くと考えられていることから固定金利より金利が安く設定される変動金利の方が人気です。
2021年4月の「住宅ローン利用者の実態調査」によると、注文住宅を購入した人(敷地同時取得)の中で、変動金利を選んだのは68.9%。固定金利を選んだのは21.6%。全期間固定型を選んだのは9.5%と、変動金利が大半を占めています。
しかし、金利が上昇したときのリスクは無視できません。
金利が上がれば返済額が増えて、家計を圧迫することになるので注意が必要です。
参考:住宅ローン利用者の実態調査(https://www.jhf.go.jp/about/research/loan_user.html#data01)
諸経費を考えていなかった
・固定資産税
・不動産取得税
・手付金
・印紙税
注文住宅などの住宅を建てるためには、住宅そのものの費用の他にも、上記のような税金やメンテナンス費用などの諸経費もかかります。
そのため、払う必要があるものが住宅ローンだけだと考えていると、諸経費を払う余裕がなくなります。
新築一戸建て注文住宅は工事費の3~6%(土地がある場合)、建売住宅は物件価格の6~9%が相場ですので、予算に組み込んでおきましょう。
参考:ライフルホームズ 新築一戸建ての諸経費シミュレーション(https://www.homes.co.jp/cont/money/money_00441/)
団体信用生命保険に加入しなかった
団体信用生命保険(団信)に加入しておくことで、死亡したり高度障害状態になった際に、保険金で住宅ローンを完済できます。
一般的には団信の加入は必須条件ですが、フラット35では団信の加入は任意になります。
団信に加入していないと、残された家族がローンを返済することになるので、リスクに備える
住宅ローンで失敗した人の共通点
これまでに紹介した住宅ローンの失敗事例を踏まえて、住宅ローンで失敗する人の共通点を解説します。
情報収集が足りていない
住宅ローンを組むなら、住宅ローンに関する情報収集は欠かせません。
住宅ローンをどの金融機関で借りるべきなのか、地方自治体で利用できる補助金制度はないのか、などを必ず調べるようにしましょう。
また、諸経費、金利タイプについてなど、住宅ローンを考える上で知っておくべき情報はいくつもあります。
あとになってから困らないように、情報を事前に集めておきましょう。
返済計画・貯蓄計画をしっかり立てていない
返済計画と貯蓄計画をしっかり立てないと、返済がうまく行かず失敗する可能性が高くなります。
家族の病気、転職、ボーナス減額などのリスクを踏まえて、余裕をもった返済計画にすることで、不安の少ない住宅ローンにできます。
また、住宅ローンは長期間にわたるローンなので、長期的な視点で計画することが大切です。住宅ローンを組む金融機関、金利タイプをよく考えて決めることはもちろんですが、まずは無理のない範囲で借入金額を決めましょう。
すべて営業マン任せにしてしまった
「すべて営業マン任せにして失敗…」というのはよくある失敗パターンです。
中には親身になって住宅ローンを提案してくれる営業マンもいますが、年収に対して限度額まで借りさせようとする営業マンもいます。
営業マンからの提案を鵜呑みにするのではなく、自分で金融機関に問い合わせたり、シミュレーションをしてみたり、営業マンの提案内容が妥当かどうかしっかりと自分で確認する必要があります。
住宅ローンで失敗しないためには
ここでは、住宅ローンで失敗しないための方法について解説していきます。
これから住宅ローンを組むという方は、ぜひ参考にしてください。
額面ではなく手取りでシミュレーションする
住宅ローンをシミュレーションする際は、額面ではなく手取りでシミュレーションしてください。
額面ではなく手取り収入で考えることによって、余裕のある返済計画が立てられます。
額面で住宅ローンを組んで、あとから修正することは難しいので注意が必要です。
将来の生活変化を想定する
住宅ローンを組むときは、将来の生活変化を想定してください。
例えば、夫婦で物件を購入する場合、将来子どもができたら教育資金が必要になります。
自分の親が高齢になり要介護になったときには、介護費用が必要になります。
将来増えるだろう出費を踏まえて、月々の返済額を決めることで、生活が変化しても焦ることなく住宅ローンの返済ができます。
住宅ローンに詳しくなる
住宅ローンに詳しくなることで、住宅ローンに不安を感じることは少なくなります。
前述したとおり、営業マン任せにしてしまうなど、住宅ローンについて自分で考えないと失敗してしまうケースが多いです。
・金利タイプの違い
・各金融機関の違い
・返済方法の違い
上記のように専門家に任せたくなるような内容でも、自分の知識で検討すれば失敗することは格段に少なくなります。
最後にどうするか決められるのは購入者です。
失敗しないためにも、専門家の意見を参考にしつつ、自分の意志で住宅ローンを選びましょう。
まとめ
今回は住宅ローンの失敗例について、ご紹介しました。
住宅ローンの失敗は、どれも知識不足によって起きてしまいます。
住宅ローンは長期の返済になるため、知識を補い、将来を見据えた長期的な目線で考えるようにしましょう。
名稲建設株式会社では、お客様目線で最善の住宅ローンを提案させていただいております。検討段階でも結構ですので、まずは気軽にお問い合わせください。