吹き抜けのメリット・デメリットについて徹底解説!
こんにちは!名稲建設株式会社です!
吹き抜けのある家は開放感があり、憧れている人も多いのではないでしょうか。
オシャレな吹き抜けは人気の間取りで、いろいろなメリットがあります。
その反面、デメリットもあり、きちんと対策をしないと「こんなはずではなかった」と後悔することにも…。
ここでは、吹き抜けのメリットとデメリットにスポットを当て、失敗しないためのポイントを解説します!
注文住宅に吹き抜けを取り入れたいとお考えの方のご参考になれば幸いです。
吹き抜けのメリット
主に一戸建ての玄関や階段、リビングなどに設けられることが多い吹き抜け。
その人気の理由はなんでしょうか?
吹き抜けのメリットについて、以下にピックアップしました!
開放感バツグンでオシャレ
最上階の天井が見える吹き抜けは、空間が縦に広がり、とっても開放的!
広々と感じることができるため、狭い敷地に家を建てたい場合は特にオススメです。
また、吹き抜けがあるだけで素敵な間取りに見せてくれるメリットもあります。
吹き抜けの照明にこだわれば、グッとオシャレな空間に。
デザイン性の高さを感じさせるペンダントライトや、大人な雰囲気たっぷりのダウンライトなど、照明によってさまざまな雰囲気を演出できます。
家の中が明るくなる
吹き抜けがあると、高い位置にある窓から太陽の光を取り込むことができるため、家の中が明るくなります。
特に、隣の家と間隔が近い場合は、どうしても日の光が遮られやすくなり、家の中が暗くなってしまうこともしばしば…。
しかし吹き抜けにして2階部分に窓をつけることで、1階まで採光が取れるようになります。
自然光が入りやすくなることで、日中に照明をつけることが減るため、電気代の節約にもなります。
風通しがいい
暖かい空気は、下から上のほうに上がっていく性質があるため、縦に空間の広い吹き抜けがあることで、空気の循環が良くなります。
1階と2階に窓を設置すれば、下の窓から上の窓へと空気が流れ、うまく空気を循環させることができるのです。
風通しも良く、いつも家の中に新鮮な空気を入れることができるので、清々しさを感じながら生活することができますね。
また、天井に空気を攪拌するためのシーリングファンを設置することにより、部屋の空気を循環させることができるので、快適に過ごす家づくりが期待できます。
家族とコミュニケーションが取りやすく
吹き抜けによって1階と2階が繋がり、家族同士のコミュニケーションが取りやすい環境になります。
例えば、ご飯の用意ができたことを2階にいる子供に伝える場合など、階段を上がって声をかけに行く必要はなく、1階から呼びかけることができます。
また、上下階の家族の気配を感じることができるので、家族同士のコミュニケーションを大事にしたい方や、幼い子どもの姿を視界に入れやすくしたい親世代には理想的な間取りと言えるでしょう。
吹き抜けのデメリット
吹き抜けはオシャレで開放感があり、メリットがたくさんありますが、デメリットもあります。
家づくりで失敗を避けるには、しっかりデメリットを踏まえて、間取りを検討することが大切です。
以下でデメリットを解説します!
光熱費がかさむ
吹き抜けは空間が縦に広いため、どうしても熱効率が悪くなってしまいます。
春や秋などエアコン不要の季節は、窓の開け閉めだけで温度調節ができるので快適ですが、エアコンが必要な季節には快適な温度になるまでに時間がかかることも。
特に吹き抜けが大きければ大きいほど、冷暖房の負荷は高くなり、
しかし、現在は家の性能が高く断熱性と気密性に優れた家が多く、そのため、一度暖められたり、冷やされるとそれが長持ちする傾向にあります。
2階のスペースが狭くなる
吹き抜けの分、2階部分の床面積が狭くなるため、確保しておきたい部屋数や収納スペースに影響が出ることがあります。
あらかじめ何部屋欲しいか、収納スペースはどのくらい欲しいかを考えておき、バランスのいい間取りを検討することが大切です。
耐震性が下がる可能性がある
地震大国である日本において、耐震性の強度は大きなチェックポイントです。
吹き抜けは空間が大きい分、柱や壁が少なくなるため、耐震強度が下がる可能性があります。
音やにおいが気になる場合も
吹き抜けは、家族の気配を感じられることがメリットのひとつですが、その分、音やにおいが家全体に伝わりやすいため、どこにいても生活音が聞こえてしまいます。
「勉強に集中したい」「テレビの音が聞こえると気になる」など、プライバシーを確保したい場合にはあまりおススメできません。
メンテナンスが大変
吹き抜けの2階部分に設置された窓や、吹き抜け天井に配置した照明器具などは、掃除やメンテナンスが大変です。また、クロスの張り替え時にも同様のことが言えます。
足場を組むか、高所専用の掃除道具で掃除する、または専門の業者に頼む、などの対応策が必要であり、費用が余計にかかることがあります。
吹き抜けにする際に一番大切なこと
吹き抜けには、メリットもあればデメリットもあります。
吹き抜けを作るデメリットを踏まえ、後悔しない家づくりをするために一番大切なことはなんでしょうか?
それは、「吹き抜けを取り入れる目的を明確にする」ことです。
あなたが吹き抜けを取り入れることで最も求めていることは何でしょうか?
何を重視するのか明確にし、優先順位をつけることで家づくりの方針が定まります。
方針が定まるとプランの取捨選択に迷いがなくなり、結果的にあなたの意向に沿った満足のできる家づくりが叶うのです。
以下で、吹き抜けを取り入れる際の対策ポイントをご紹介しますので、 の 要素と照らし合わせながら、メリット・デメリットの理想的なバランスを考えてみましょう。
吹き抜けの対策ポイント
吹き抜けによるデメリットの具体的な対策方法を解説します。
ポイントごとに解説しますので、参考にしてください。
暑さ、寒さ対策
まずは、夏の暑さ、冬の寒さへの対策として、以下3つのポイントがあります。
断熱性、気密性を高くする
夏の暑さ、冬の寒さの対策として、断熱性、気密性の高い住宅を作ることが大事です。
・屋根や壁にしっかりと断熱材を入れる
・ペアガラスの断熱サッシを使う
・むやみに大きな窓は付けない
上記のような対策を行うことで外からの暑さ寒さの侵入を防ぎ、断熱性を確保できます。
空気の循環を良くする
窓を高い位置につけると、空気が循環する上、採光もとれます。
窓を電動式で開閉できるようにすると、より便利でしょう。
吹き抜けの上部にエアコンや、シーリングファンを設置すれば、天井の空気を上手に循環させることができます。
エアコン選び
吹き抜けに設置するエアコン選びは、重要な要素のひとつです。
エアコンを選ぶポイントとして、対応する畳数が実際よりも上のエアコンを選ぶことが大切。
通常のエアコンの他に、床下エアコンや床暖房を導入する選択肢もあります。
足元から、効率的に部屋を暖めてくれるのでオススメです。
音、プライバシー対策
プライバシーの確保は、個室を作ることで解決されます。
「家族とシェアする空間」と「プライベートの空間」が両立する家を目指しましょう。
「個室は作りたいけど、家族のつながりも重視したい」という場合は、 を作り、小さな窓を設けるのがオススメ。
窓を開ければ1階の家族と容易にコミュニケーションがとれます。
耐震リスク対策
吹き抜けを作ることによる耐震強度の低下は、建築方法や技術によって回避することができます。
柱や梁を見せる設計にするなど、いろいろな方法がありますが、何よりも信頼できるハウスメーカーを選ぶことが大切。
しっかりと相談に乗ってもらいましょう。
狭さ対策
「吹き抜けにしたいけど狭くなるのもイヤ!」という方はスキップフロアにすることをオススメします。
スキップフロアとは、1つの階層に複数の高さのフロアが設けられた間取りのこと。
1階と2階をつなぐ階段をそのまま吹き抜けにし、リビング階段とスキップフロアを組み込めば、有効的に使える空間が広がるうえ、縦空間のつながりにより開放感がかなえられます。
まとめ
吹き抜けのある家は、明るく開放的で、風通しが良いというメリットがありますが、その反面デメリットもあります。
ご自身の目的に沿って家づくりをすることが大切です。
いろいろと迷うことも多い家づくり。
その不安を解消できるよう、丁寧にカウンセリングを行い、満足のできる家づくりができるよう全力でサポートさせていただきます。
吹き抜けのある注文住宅をご検討されているお客様は、ぜひお問い合わせください。