間取りの新定番!ファミリークローゼットとは?
こんにちは!名稲建設株式会社です!
家事に子育て、仕事、毎日大忙しの共働き世代。
「気づけば家の中がぐちゃぐちゃ…」「片付ける時間も余裕もない!」という方も多いのではないでしょうか。
注文住宅を建てるなら、オシャレで住み心地の良い家にしたいもの。
少しの時間や労力できれいに片付けられる、動線の良い家を作りたいですよね。
そんな共働き世帯に特に注目されている「ファミリークローゼット」は、家事や生活動線をコンパクトにしてくれる収納として人気を集めています。
暮らしやすい注文住宅を建てたい方に、ファミリークローゼットを取り入れたオススメの間取りや失敗しないためのポイントまで解説します!
ファミリークローゼットとは?
時短や動線の簡素化に威力を発揮するファミリークローゼット。
ここでは、「ファミリークローゼットってどんなもの?」「どんなメリットがあるの?」といった疑問にお答えします!
ファミリークローゼットについて
ファミリークローゼットとは、その名の通り「家族全員で使うクローゼット」のこと。
クローゼットといえば各々の部屋に設けるのが一般的ですよね。
ファミリークローゼットは、1ヵ所の収納スペースに家族全員の衣類などをまとめて収納できるような、大きなサイズの収納です。
収納だけでなく、ファミリークローゼットの中に着替えスペースを作ったり、アイロン台を設置したりと、収納の役割を超えて幅広く活用することもできます。
ファミリークローゼットのメリット
ファミリークローゼットは収納場所を1ヵ所にまとめられるので、生活動線や家事動線をコンパクトにすることができます。
動線を効率的にすることで、家事の負担を軽減できたり、効率的に日常生活を送れたりと、無駄な動きの少ない理想的な間取りにすることができるのです。
また、部屋が散らかりにくくなることもメリット。
動線がコンパクトになるため、畳んだ後の洗濯ものや帰宅後のカバンなどの「とりあえず置き」を避けることができます。
いつも整理整頓されたきれいな部屋をキープすることができるのですから、大助かりですね!
ファミリークローゼットのタイプ
ファミリークローゼットの動線タイプは、「ウォークインタイプ」と「ウォークスルータイプ」があります。
「ウォークイン」と「ウォークスルー」の明確な違いは、収納の中を通り抜けられるか、通り抜けられないか、ウォークインは収納の中を歩き回れて、ウォークスルーは入口を2ヵ所以上設け、部屋から部屋へ移動が出来ます。
・ウォークインタイプ
出入口が1ヵ所の物置タイプ。
ウォークスルータイプよりも収納力があります。
・ウォークスルータイプ
出入口が2ヵ所以上あり、クローゼットを通り抜けることができるタイプ。
行き止まりがないため回遊性があり、ストレスのない家事動線・生活動線を作ることができます。
しかし、クローゼット全体の広さが同じの場合、人が通るためのスペースが必要になるため、ウォークインタイプより収納力が少し落ちます。
どちらのタイプにするかは、間取りや用途に応じて、使いやすいタイプを選びましょう。
ファミリークローゼットを取り入れたオススメの間取り
ファミリークローゼットは、どこに配置すると便利でしょうか?
ここではオススメの間取りをご紹介します!
ランドリールームの近く
ランドリールームの近くにファミリークローゼットを配置すると、洗濯から収納までの流れがスムーズになります。
洗濯物を屋外に干したい場合、ファミリークローゼットをウォークスルータイプにして、屋外の洗濯物干し場と繋げるのがオススメ。
「洗濯する」「干す」「畳む」「収納する」の一連の流れを一気に行うことができ、洗濯の動線が短縮されます。
畳んだ後の洗濯物を各部屋に運ばなくてよいので、とっても便利ですね!
ファミリークローゼットに、帽子やバッグ、タオルなども収納し、お着替えルーム兼用にするのも◎。
整理整頓もしやすくなるうえ、朝の支度やお風呂の時など、着替えを自分の部屋に取りに行く手間がなくなり、とっても便利です。
玄関の近く
玄関に繋がる形でファミリークローゼットを設けると、外出時や帰宅時に便利です。
帰宅時は、「靴を収納」「上着、帽子、マフラーをかける」「カバンを置く」という流れを最短で完了させることができます。
「自分の部屋に行く前に一旦カバンをリビングに置いておこう」というような「とりあえず置き」を回避でき、リビングが散らかりにくくなります。
ファミリークローゼットに普段着や制服も収納しておけば、更に便利!
外出時は、自分の部屋に戻ることなく1ヵ所で支度を終えることができます。
リビングの近く
家族が長時間くつろぐ場所であるリビング。のんびり過ごしたいからこそ各々持ち込みたいものもありますよね。
リビングの横にファミリークローゼットを設置すれば、わざわざ自分の部屋に物を取りに行く必要がなくなるので、使い勝手がアップします。
片付けやすくなるので、「リビングに物を置きっぱなし」という事態を避けることができ、リビングをきれいにキープすることにもつながるでしょう。
また、リビングの利便性がアップすることにより、家族がリビングにいる時間も増え、コミュニケーションを取る時間が増えることも期待できます。
失敗しない!ファミリークローゼットのポイント
収納力があり、便利なファミリークローゼット。しかし、「作って後悔した」という方も少なからずいるようです。
失敗の原因や、失敗を避けるためのポイントも合わせて解説します。
ありがちな失敗と原因
ファミリークローゼットでよくある失敗は、以下のようなものです。
・使うのに不便な場所に作ってしまった
・大容量すぎて整理整頓できず、物の場所が分からなくなった
・ファミリークローゼットが狭すぎた
・ファミリークローゼットが大きすぎて、生活スペースが狭くなってしまった
ファミリークローゼットを導入するには、次のポイントを抑えることが大切です。
失敗を回避するためのポイント
ファミリークローゼットを作るときは、「何を収納するか」「どんな使い方をするか」を具体的にシミュレーションすることが大切。
使い方や収納物によって、ファミリークローゼットの最適な間取りや広さが決まるからです。
さらに、収納物のジャンルは絞るのがマスト。
あれもこれもと収納ジャンルを広げすぎると、「どこに何があるのか分からない」「欲しいものがすぐに取り出せない」ということになりがちです。
使いやすいファミリークローゼットにするために、具体的に使い方や収納するものを絞り込みながら検討しましょう。
検討する際は、現在の家族の様子だけでなく、「将来は家族が増えるかも?」「子どもが大きくなったら、自分の荷物は自分で管理したいかな?」など、将来の姿もイメージすると更に良いですね。
まとめ
いかがでしたか?
家事の負担減や日常生活の時短に繋がるファミリークローゼット。
上手に設置するには、具体的に使い方や収納するものをイメージすることが大切です。
イメージが固まったら、ハウスメーカーにしっかり伝えることをオススメします。
予算含め、バランスの良いベストな間取りを提案してくれることでしょう。