住宅ローン選びのポイントをご紹介します!
こんにちは!名稲建設株式会社扶桑展示場です!
住宅を購入する際、悩むのは住宅ローンをどこで組むかということです。
金融機関はどうしたらいいのか、大手のほうが良いのか?など、いろいろ疑問がありますが、大事なのは金融機関のネームバリューではありません。
今回は、住宅ローン選びのポイントをお伝えしていくので、比較検討の参考にしてみてください。
住宅ローンを借りる前に確認しておきたいこと
住宅ローンを選ぶ前にまず確認しておくことは、どこにどんな家を購入して、どんな設備にするのかという点です。住宅を注文してから住宅ローンを決める人は多いですが、そもそも購入する家にはどの程度の金額をかけられるのかを考えておく必要があります。
一般的に、住宅ローンを組む際に自己資金は物件価格の20%以上が理想とされているので、自己資金として出せる金額から逆算していくと住宅購入の予算を立てられます。
住みたい場所や広さによって、金額は変わってくるので業者と相談しながら予算を決めても問題はありません。また、最近では「頭金0円」でOKな金融機関も増えてきているので、自己資金をどうしていくかはまず考えた方がよいです。
頭金が必要な場合は、最初は大変ですが借入金額が少なくて済むので、先々の支払いが楽になります。一方で、頭金0円の場合は借入金額が多くなりますが、購入当初は自己資金を貯めておける利点もあります。
どちらが正解というわけではないので、自身の資金計画に合わせて決めるようにしましょう。
借り入れ可能金額のチェックも重要
頭金0円にして、自己資金を残しておきたいと思っていても、実際に借り入れが可能なのかは審査によります。絶対という保証はないので、事前に自分の収入であればどの程度借り入れが可能なのかチェックしておくと良いです。
各金融機関のサイトでは借り入れのシミュレーションができるので、年収と借り入れ希望期間を入力してチェックしておきましょう。
住宅ローン選びのポイント
住宅ローンを選ぶ際、金融機関によって良い悪いが決まると思う人もいますが、実際は選ぶ際のポイントがあります。金融機関が大きいかどうか、メガバンクなのか地銀なのかが重要なのではなく、住宅ローンの内容が大事です。
金利タイプ
住宅ローンを比較検討する際に、もっとも大事なことは「金利」です。金利と一言で言っても、以下のようにタイプが分けられます。
全期間固定金利
言葉の通り、借り入れした際の金利が返済スタートから終了まで一定しているタイプです。将来的に市場金利が上昇しても影響を受けず支払い計画が立てやすい反面、高めの金利に設定されていることが多いので、金利が下がった時の恩恵を受けられないのはデメリットです。
変動金利
市場金利によって支払う金利が変動するタイプです。借り入れスタート時よりも金利が下がっていた場合、毎月の返済額が減りますが、市場金利によって左右されるので上昇すればそれだけ毎月の返済額も増えて支払い計画が立てにくいのはデメリットです。
固定金利期間選択
借り入れスタート時から一定期間は適用金利が固定されていて、期間が終わったのち自身で金利のタイプを選択できるタイプです。最初の金利タイプを固定金利にした後、変動金利にすることも可能です。返済計画を立てやすいことはメリットですが、固定金利の間は金利が高くなりがちです。
金利が何%かは、それぞれの金融機関によって違いがあるため、少しでも金利を低くできるように比較検討し、自身のライフプランや考え方によって決めるようにしてください。
返済方法
住宅ローンの返済方法は、単純に決められた額を払えばOKというわけではありません。金利がある以上、利息の返済も必要になるので、元金と利息それぞれどれくらいに当てられるのかはとても重要なポイントです。
返済方法は、2つに分けられます。
元利均等返済
完済まで金利の変動がなければ、返済額が一定額となる返済方法です。
元金均等返済
毎月の返済額に占める元金を均等にして、残った元金に対して利息額を上乗せしていく返済方法です。
多くの場合はどちらか選択することができますが、金融機関によっては元金均等返済は選べないという可能性もあるのでしっかり確認しましょう。
諸費用
家を建てる際、単純に建築費用だけ必要になるわけではありません。そのほかにも、事務手数料、印紙税、登記費用など思わぬ諸費用が加算されることが多いです。さらに、住宅ローンを組む際の手数料や保証料なども加算されるので、諸経費だけで数十万必要なんてこともあり得ます。
登記費用などは金融機関で違うということはありませんが、異なってくるのは保証料です。金融機関によって借入金額の何%かかるのかは違いが出てくるので、借りる前にしっかりと確認してしておいてください。金利タイプの変更手数料、繰上げ返済手数料なども金融機関で違うので、注意しましょう
団体信用生命保険の保障内容
住宅ローンを組む際、多くの場合は団体信用生命保険(団信)への加入が必須になります。住宅ローンの契約者に万が一のことがあった際に、ローンの残債を保険金で完済させるというものになります。金融機関によっては、万が一の際以外にも「三大疾病・八大疾病・ガン保障」など、特約を設けている場合もあるので、自身が希望する内容の保障か確認が必要です。
自分に最適な住宅ローンを組む考え方
住宅ローンを組む際の考え方としては、どんな金融機関に依頼するのが良いのかではなく、自分のライフプランや希望通りの借入金額を借りられるのか?という部分です。金利や返済方法だけではなくて、団信の保障内容や諸費用によっても細々と違いはあります。返済計画やどれくらいの金額なら毎月確実に支払いができるのかなど、しっかり最初の段階で考えておくことがとても重要になるので、よく検討するようにしてください。
また、金融機関の選び方だけではなくてその審査にしっかりと自身が通るのかについても検討しなくてはいけません。事前シミュレーションを行って、住宅ローンの選択肢の幅を広げてください。できる限り自己資金を用意しておいた方が自由度の高い住宅ローンを組むことができますが、その点も購入時の自分の状況を把握してから決めます。
最終的に困ったらまずは相談
どれだけ検討したとしても「どこに借りたらいいんだろうか…」と思う場合は、銀行やハウスメーカーなどに相談すると良いです。住宅を購入する際に、当然業者に相談することになるので合わせて住宅ローンについても相談してみましょう。業者によっては、資金計画についてもしっかりと相談に乗ってくれるところも多いので、迷った際は専門家の意見を聞くことが大事です。
また、借り入れをするか決めかねている場合は悩んでいる金融機関それぞれに直接相談してみるのも1つの手といえます。最近では対面での相談以外にも電話やオンライン上で気軽に相談することが可能です。
具体的にどういう部分で悩んでいるか、基本的な質問や手続き方法、注意点などをよく相談してみてください。金融機関の相談員は住宅ローンを専門に受け持っているので、なんでも相談に乗ってもらうことができます。金融機関によっては平日だけではなく、休日も対応可能なところもあるので、迷ったら悩まず相談することが大事です。
まとめ
住宅ローン選びでは、金利や借入金額の支払方法などいろいろ検討しなくてはいけない部分があります。金融機関によって特色も変わってくるので、自分の希望やライフプランを考慮しながら、納得のいく住宅ローンを組みましょう。
借り換えという方法もありますが、一般的には借り換えずに支払っていく方がほとんどなので、長い期間返済することを考えると信頼できる金融機関を選ぶようにしてください。