【人気間取りをご紹介】玄関収納は家族用と来客用、別々が便利な理由
こんにちは!名稲建設株式会社です。
マイホームを建てるにあたって、ぜひ意識していただきたいのが収納計画です。アパートなどの賃貸住宅と比べると、比較的収納量もたくさん確保しやすい注文住宅ですが、せっかくなら使いやすい配置や間取りを考えてみてはいかがでしょうか?
今回は、収納の中でも玄関収納にフォーカスを当てて、最近人気の家族用・来客用で動線を分ける玄関収納スタイルの、良さや特徴をご紹介します。
▶︎来客動線を意識した玄関収納とは?
玄関の収納でストレスを感じがちなのが、靴などが玄関の土間に散乱してしまう問題です。
家族が増えれば増えるほど、脱ぎっぱなしの靴が玄関に散らかり、見た目もごちゃごちゃした印象に。「靴を脱いだら揃える」と意識するとしても、子育て中や忙しいときだと、なかなかそう理想通りにはいかないこともありますよね。
少し古いデータになりますが、三菱地所グループが運営している暮らしに関する研究室『スマイラボ』が、2013年に実施した2,000人以上を対象にしたアンケートによれば、既婚世帯における靴の量は、10〜20足が26.3%、21〜30足が27.0%、31~40足が18.6%に。子どもが産まれて家族の人数が増えればそれだけ靴も増えていくわけですから、靴だけでもしっかりと収納できるスペースが必要です。
また、同調査では玄関に置くものは靴以外にもたくさんあることが浮き彫りになっています。戸建住宅において、柄の長い傘を4本以上持っている人が全体の8割以上。そのほかにもベビーカーやスポーツ用品、防災グッズ、アウトドアアイテムなど玄関周りには実にさまざまなものを置くことがわかります。
そうなると、やっぱり考えておきたいのが、来客時に玄関がどう見えるかという問題。
来客があるたびに玄関を片付けるのは大変ですし、突然の来客時にも慌てずに済むよう、目につく場所には物を置かないで済むような収納(シューズクローク)などがあれば便利です。
▶︎帰宅動線と来客動線を分けてみよう
参考プラン(*図1)のように、玄関を入ってLDKへとまっすぐ入る動線は、収納スペースを設けない来客用スペースに。家族は、来客用スペースの横にある、家族用のシューズクロークを経由して室内に入れる間取りにするととても便利です。
写真はお客様邸の玄関ですが、アーチ状のたれ壁の奥に、可動式の棚や服をかけられるハンガーポールがついています。
脱いだ靴は、棚に収納しなくても、家族しか通らない玄関土間に置いておくだけでスッキリです!
また、玄関収納の量は家族の人数やお持ちの靴などの量に合わせて設計しましょう。注文住宅での家づくりだからこそ、お客様のライフスタイルやモノの量に合わせた設計が可能です。
どんな玄関スタイルが良いのか、そんなご相談もぜひ気軽に私たちにお任せください!